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ルールを覚えたその後は? [日記]

例えば「ヒカルの碁」ブームがかつてあったわけですが、それによって囲碁人口が増えたとの実感はありません。

あのマンガ自体に碁の打ち方の解説なんてものはありませんし、そういう役割を押し付けられても迷惑でしょう。囲碁に対する関心を高めてくれた功績だけで、大いに賞賛に値します。

その関心の高さを対局するファンに育てられなかった囲碁界側に問題があったのは確実です。

ルールだけなら非常に簡単です。ややこしいのは抜きにするなら、4つか5つぐらいしか基本的なルールはありませんから。コウさえ覚えればルールとしてはバッチリでしょう。

ヒカルの碁で囲碁に目を向けた人も、結構ルールだけなら覚えてくれたんですね。ただ、その後が続かなかった。

聞いてみると、「地が多ければいいのは分かったが、どう打っていいのかが分からない」、「いつになったら終わるのかが分からない」、「そもそも地って何」という声が多かったですね。

確かに、囲碁を教える側は「好きに打っていいんだよ」と言うばかりで、実際にどう打てばいいのかまでは踏み込まない傾向がありました。打たれた手に対してどう悪いのかの指摘ならあるんですが。

教わる側の立場に立ってみたら、「自分の好きに打っていいと聞いたのに、好きに打ったらバカにされた」になります。これじゃ止めたくなるのも当然でしょう。

この項、次回に続きます。
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